「石油 最後の1バレル」を読んだ。鯨油→石炭→石油というエネルギー源のシフトが過去どのように起ったかと言う事と石油生産の現状と将来予測から、石油消費が経済的に割の合わなくなる時代がどのように到来し、どう対応すべきかまでを描いた本。極めて悲観的な人間であるところの私としては、この本の未来社会予想は少し楽観的にすぎるように感じる。日本を経済の脱石油依存化が進んだ社会としているけれども、石油が使いにくくなると言う事は、物と人の移動が抑制されると言う事で、日本など現状では極めて脆弱だと思うがどうか。一方、過去の経緯と現状については、大変勉強になる。講義で参考図書として紹介しようかしらん。
- 作者: ピーター・ターツァキアン,東方雅美,渡部典子
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2006/12/15
- メディア: 単行本
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