最近ぶーちんはウソをつくのが楽しい。例えばお出かけで、みんなの準備ができたまさにその時に「ボク行かない」とか言い出す。するとこちらは慌てて「行こうよぶーちん楽しいよ」とか説得にかかるわけで、つまり自分の言葉で他人を操る事ができることに目覚めて、楽しくてしょうがないと言う。そんな今日、みんなで公園に行く事になった。で、車に載せてシートベルトをしようとしたその時「ボク行かない」だ。しかし今回は事情が違うのだ。私はちょっと行くのが面倒くさかったので、これ幸いと「じゃあお父さんと留守番してよう。そういう事だからヨメサンあとはよろしく」と車を降りた。ぶーちんも行きがかり上降りてきて、「ホントに行かないの？」とか言うヨメサンに「行かない」と答える。じゃあと私が手を引いて車から数歩離れてフッと気が付くと「行かない」と言いながら涙を溜めて真っ赤になっているぶーちんの目。本気にされるとは想定外だったらしい。これを機に、自分の言葉で他人を操る事にまつわる結果と言うか責任についても目覚めて欲しい。
