「行動経済学 経済は「感情」で動いている」を読んだ。中身は、経済学と言うよりほとんど心理学であって、人の意思決定がこう行われている、と言うところを使って、マクロな話が出てくるのだと期待していたところは肩すかしをくらった。まあしかし、そういうものだと思ってしまえば、中身は面白い。で、いろんな実験が行われているなあと感心するわけよ。人間を使えば複雑な手順の実験も思うがままである事で、筋違いなのは承知の上で、ちょっとうらやましい。どうでもいいけどヒューリスティクスのあたりで紹介されているギーゲレンツァーって、何年か前に私のハエ取り紙論文を引用してくれた論文の共著者じゃないか。その話をちょうど今日U丸さんとしていたのだった。
- 作者: 友野典男
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/05/17
- メディア: 新書
- 購入: 35人 クリック: 411回
- この商品を含むブログ (197件) を見る