海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

コメディリリーフ

というわけでお座敷。ヨメサン子供と朝から出かけて午前中はいろんな団体のブースを見学。地学系のブースで石好きのぶーちんが大喜び。で、午後から私のお座敷を含むシンポ。薪利用に関するもので、私以外のお話は専門に研究されている内容を話されたりユニークな実践活動を話されたりするわけで、つまりこの人にしか話せない、という内容でかつ真面目なもの。一方、私のは単に自分の経験をお話しするという事で、まあ薪ストーブユーザーなら誰でも話せる内容だ。という事で、話し手としての私の固有性をどこに見いだすかという事が問題になる。で、内容にそれを求められないのなら、表現に求めるしかないじゃないか。なら20年近くになるアウェイでの講義で培われたプレゼン力見せてくれん、と、伏線、おふざけ、視覚的刺激てんこ盛りにしてみたわけ。結果、なかなかに受けたと思う。っていうか、笑ってもらえた度合いは私の経験で一二を争うものであったよ。オーガナイザーのS久間さんの狙い的には、私の役割はアーリーアダプターとして薪ストーブ素敵だよー、というのを煽る事だと理解していたので、その期待には応えられたのではなかろうか。こちらとしては、自分の暮し自慢みたいな個人的なことを100人近くもの人に聞いてもらえたわけで、そりゃあ自慢話するのは話し手的には気持ち良いのだから、こんなことさせてもらってエライすいませんって感じ。それはともかく、つらつら思い返すに、受ける講演って、自分の専門の発表じゃなくって、今回みたいに内容的にお門違いなものの時がほとんどな気がする(そんな講演の依頼を受けるなって話だが)。そうなるのには、内容面の不安を表現面でごまかそうと言う無意識の動きが作用しているからに違いないのである。