海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

二種目

授業のない木曜日は研究できる日だ。ということで、先週とってきて庭に網張らせていたギンナガゴミグモにオスを仕掛けてみた。いやオスと言っても、実はちゃんと確かめたことはなくて、メスを取ったところの近くにいて、ギンメッキのオスによく似ているんだけど、微妙に頭胸部が大きいなあと思った個体を仕掛けたということ。一応触肢の形も違うのでギンメッキじゃないっぽいけど、ギンナガだとは確信していない個体だ。するとすぐに求愛を始めた。やっぱりこれがオスだったのか!だけどなかなかメスが反応せずジリジリする。なんか求愛もギンメッキと比べて優しい感じだ。で、しばらく求愛を眺めていると、やっとメスが出てきてよしよしと思っていたら、今度はオスが求愛から先へなかなか進まない。メスが受け入れ姿勢とってるのにいつまでも求愛を続けるのであるよ。ほらー、向こうさんその気なんだからガツンといったれや、みたいなオレ。ともかく辛抱強く待っていると、やった!!合体した!!すぐに2回目の求愛も始まって、こっちももたついたけどちゃんと成功!オスはすぐに網から逃げ出したので一回の交尾バウトが二階の挿入からなることを確認。ギンメッキと同じやねえ。で、ギンナガも垂体のとれたメスが見つかる種だから、当然このメスも交尾後には取れてるはず、と思って調べてみたら、あにはからんやついている。ただ、ちょっと向きがゆがんでいるので本体取れるところ、たまたま取り切らなかったのかもしれない。もちろんギンナガでは二回の挿入では取れないという可能性も捨てきれないが。ともかく、ギンナガでもちゃんと交尾を観察できることがわかった。素晴らしい。

終わるともう昼前なので、竹林にギンメッキの様子を見に行く。途中お昼ご飯を食べて、二往復するともう三時。ほぼ1日終わっちゃったじゃない。効率悪い。けど、なじみの場所で1日いれたので、大変爽やかである。生き返った。夕方から資材を求めにホームセンター行って夜は今日撮ったビデオをMOMOにあげてから原稿書き。20日までのノルマの1/3終わらせた。素晴らしい。