海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

隠れたカリキュラム

小学校の土曜参観に。もうウチに小学生がいるのもあと半年ほどしかないわけで、授業参観とかできるのもこれが最後かもしれない、と。1時間目は理科で、酸とアルカリに金属を溶かす話。児童用にゴーグルが用意されていたのが今時である。で、2時間目も今時で英語であるよ。近くの中学校から英語の先生が来て授業するのだが、その内容が旅行代理店のロールプレイ。店員に扮して旅行先を勧め、何が見れて何が食べられるかを説明し、客が気に入ったら書類にサインさせる、というのを英語でやるのであるよ。で、このシチュエーションではこう発言する、と言うのだけ教えられて、言葉の意味については説明がないままやらされるので、とってもイヤだ、とはぶーちんの言。そりゃそうだ。意味もわからず何かやらされることほど自らの尊厳を踏みにじられることもない。意志や自由の否定だからな。も一つ気になったのは、店員だからお客にアイコンタクトせよだの、書類を出すときは相手から見て上下が正しくなるようだせ、とか、英語の勉強の本質とは違うことをいろいろ言われることであるよ。これって、子供を良い店員にするための訓練じゃないのか?と言うことで、総じてこの英語の授業には気持ちの悪さを感じたので、途中退出して、アンケートに散々批判的なことを書いて帰って来た。夕方、聴竹居で開かれている笹倉徹木工展に。河合卯之助の焼き物も何気に展示されていて、別世界のような空間にしばし浸る。