海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

雨の日の読書

「非科学主義信仰 揺れるアメリカ社会の現場から」を読んだ。Qアノンに代表されるアメリカのトチ狂った状況のルポルタージュ。信仰とか本能とか感情とか主観とか一体化とか人間的とか、いろいろキーワードがあるね。っていうか、これみんな同じ要素を違った言葉で表しているだけだな。逆は、懐疑とか知性とか論理とか客観とか多様化とか科学的とか。私は後者でありたい。っていうか、ダニール然りスポック然りミギー然りで、どちらか片方だけしか持ってない状態より両方の調和の取れた状態が望ましいというのは幾度も語られてきたわけで、ロボットに憧れると広言してやまない私ですら感情に打ち震える瞬間を求めているわけだ。一方で、確かに考えてみれば、逆の立場から論理や知性の素晴らしさをうたう物語って、あんまり無いような気がする(単に私の興味を引かないだけか?)。そういう意味で偏りってあるのかもしれんな、なんてことを思いながら読んだ。サクサク読みやすかった。