海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

わしらには手に負えんよ。無理よ。

原発再稼働 葬られた過酷事故の教訓」を読んだ。避難計画が数字上のつじつま合わせで現実には破綻していることを徹底した調査報道で明かした本。このようなつじつま合わせをしなくちゃならない背景には、原発周辺に住む何十万もの人を、事があった時に全員どこかに避難させるなんて、およそ無茶な相談だという現実がある。で、事故が起こったからといって福島のように避難で混乱して被爆する人や命を落とす人が出る可能性についてはもう許容できない。そして、予想できない災害は起こるもので、原発事故もまた然り。つまりは原発再稼働は許容できないということである。QED。なのに、今のこの日本の現状はなんだ。いったいなんなんだ。それにしても、情報公開請求がいかに強力な制度かと言うことが、この本によって再認識できたよ。あれが機能している限り、ウソはつかない方が身のためですね。