海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

続き二題

というわけで、来週のお座敷の準備。文学部で話をするのは初めてで、オーディエンスに向けた調整のさじ加減をどうすれば良いか今一つ覚束ない。文学部と言っても心理学教室なので、私のやってる事もクモの心の中を探るという面があるから、そのへん共通している部分を強調すればいいかな、と考えて、ともかくも準備を終わらせる。実は来週はもう一つお座敷があって、話すネタも違うしオーディエンスはバリバリの虫屋さんなので、別に準備しなくちゃよ。

さて、原発の炉年当りの事故率を1/1400でだいたい0.07%と見積もったのだけど、新しい機械はもっと事故率が低いと言う話。どのくらい低いかについては良くわからないが、仮に10倍安全だとしよう。今回の事故が1000年に一度の災害のために起こったのだから、つまり10000年に一度の災害でなければ壊れないという設定だな。そんなに悪くない仮定じゃなかろうか。で、事故が起った時の被害の甚大性から、もう一度事故が起るリスクを1%以下にする事を目指すとしよう。そうすると計算では使えるのはだいたい140炉年程度らしい。来夏の安定供給、あと6基程度の原発再稼働必要 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)。これに従って8台動かすとしたら17.5年。これだけあれば自然エネルギー転換のための時間的余裕も取れそうな感じ。ということで、再稼働するにしてもせめて、次の事故を防ぐため稼働炉年を例えば140年を越えないようにします、とか言ってくれれば良いじゃないかと思うのだけどどうだろう。そういう話なら受け入れられる人も市井の人の中に随分増えると思うのだがなあ。いや私はもっと節電できるだろう派なので140炉年も要らんと思うけどね。