海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

そういう日

一色登希彦版のマンガ「日本沈没」15巻がKindleで破格の495円になっていたので買って読んだ。これ定価だと一冊660円だから、95%オフだ。どういうディスカウントですかこれ?と思うわけだけど、ともあれ読む。記憶にまつわる物語。東日本大震災の前の作品だけど、描かれている日本の閉塞感とかまるで今のことのよう。一色登希彦さんについては少し前からTwitterアカウントをフォローしていて、書かれていることにうなずくことが多いのだけど、今回のマンガを読んで、ずっと同じ問題意識を持っておられるのだな、ということがわかった。しかしそう思うと、今回の地震に対する日本社会の冷淡さというのは、もうダメかもしれないねと思わせるのに十分だ。29年前は、こんな私でも物資を運びにピクリとも動かない道路の裏を縫って裏を縫って現地まで行ったりとかしてたのに。