海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

逆シャア

今年はこれまでやってた田んぼに加えて2つ、担い手がいなくなって荒れ地になりそうな田んぼの維持にヨメサンが関係するようになって、今日はその最後の一つの田植え。いろいろと作業が遅れて、10時からの田植えの前に代かきをするということで7時半から出動。これまでの田んぼの3倍の面積があるので、しんどい。とかいってると9時半頃から人が集まり始める。今回の人集めにはウチは関わっていないので、知らない人だらけ。で、基本小さい子ども連れの若い御家族で、早速田んぼに入ってもらって歩き回って人力代かき。その間に、田植えのライン用に水糸を張る作業。私は途中抜けていつもの田んぼの水入れしたり漏れている畔を補修したり。で、ラインができたので植えていくのだけど、この田んぼは三つの中で最も自然農的にやることになっていて、苗を畑の畝のような苗床で作っている。つまり水に浸っていない状態で苗が育っているのだな。それを主導している人はいろいろ教わってやっているわけだけど、未経験の私としては、これ、どうやって移植するんだろう?って思っていたわけ。そしたら、苗床の下にクワとかスコップとか差し込んで土ごとごそっと取り出すわけですよ。それを田植えラインに分配していくんだけど、水の滲みた土が重たくって、これが重労働。代かきより重労働よ。140cm幅で引いてあるラインをひっかけないようにまたぐのも大変。で、これまでの田植えだと左手に苗束を持って、右手で数本ずつちぎっては泥に挿す、ということをするわけだけど、今日は土のついた苗が重たくって、かなり小さくしないと左手で持てない。で、苗箱で育てた苗とは圧倒的に密度が薄いので、小さくちぎった苗束だとすぐに植えるものがなくなってしまう。そのため補充の苗束がそこここに置いてあるのだけど、今度はそれが植えるのに邪魔で、少しずつ下がって植えていくわけだけど、置いてある苗束を移動させながら植えなきゃならないのも面倒だ。どう見てもこれまでの田植えの3倍以上労力がかかっている。ということで、ここ2回、異様に速いスピードで進んでいた田植えだけど、今日は人がたくさんいるのに遅々として進まない。また、苗床から苗をはがすのに人手が取られるでね。ということで、お昼になる頃には私はすっかり絶望して、半分も植わればいいかなあ。残りは明日行こうボチボチやるか、と思っていたわけ。で、昼休憩。7時半からずっと重労働だったので、へばって一時間ぐだる。もう午後はさぼりたい。が、そうも行かないので再度出動。そしたら苗をはがすのが終わったらスピードが上がって、雨が降ってきたけど作業を続け、なんとか夕方にはほぼほぼ植え終えた。どうでもいいけど、子どもが多かったので、中にはまだ幼稚園にも行ってないのでは?という子もいたりして、そんな子でも植えたがって田んぼの中を歩くのだけど、終盤は、植え終えたところばっかりになって、そういうところも気にせず歩いてくれるのね。そりゃわからんわな。うえーん、さっきオレが仕上げた苗がなぎ倒されていくよー。まあ、仕方ないので、倒れたところはまた修復にいくわけ。つうか親はどこだ。ともかく、なんとか終わって道具も片づけ、ここは半年前は草ぼうぼうだったところ、人力で開墾し、半分は人力で耕耘もかけ、大変に苦労してたのだけど、田植えまで済ませて感無量であるわ。と、きつかったので、ビールが飲みたいがサーバーがない。幸い、上の子が飲み買いに行っていないので、ヨメサンと二人。生ビール飲みにいくしかないっしょ、ということで近所の町中華に。こういう時は中華でしょ。で、田植えメンバーの1人も呼びだして、くいくい飲んでると隣に知り合いが来るので合流してさらに飲むうちに、なんか四肢の感覚がおかしいの。素足にサンダルなんだけど、まだ長靴履いてるような感じがあって、上腕は今も雨に降られているような。。。飲みすぎたんだろうか?と思って先にウチに帰って横になるのだが、なんか寒くなってきた。やべえ、午後から雨に降られて作業して、そのまま飲みすぎて体温調節機能が麻痺したのかもしれん。とにかく体の表面が冷たい。冷え性ってこんな感じなの?って。飲みすぎてるので眠っちゃったりしてさらに体温がおかしくなって、目が覚めても温かみが戻らなくってやばい。こんなに気温は高いのに。で、起き上がるのもおっくうなところ、なんとかトイレに行くと、どうも知らぬ間にヨメサンが帰ってきて風呂を沸かしていたことを発見。地獄に仏であるので、お湯に浸かって10分ほどしているうちにやっと体温が戻ってきて、回復。いやー、やばかった。