何年もかけて土作りをした市民農園が突然召し上げられることになってしまい、一時は全部で30坪近くまで広がっていたウチの畑も5坪弱に縮小してしまうことになった。幸いヨメサンが忙しくなって彼女手持ちの畑が管理しにくくなってきたので、そこをつかわせてもらうことにして、今日はタマネギ用の土作り。ヨメサンは自然栽培と称して草ぼーぼーにしていたところを耕して、はびこる草の根を取り除く作業。しかし、これまで私が扱ってた、元田んぼで粘土質の畑と違って、こっちは耕しやすいのう。ろくすっぽしんどさも感じずに2坪ほど土作りができた。今年は250本植えられるかな。夜は、某所で密談。
冬の準備
だんだん涼しくなってくると、ものぐさ薪ストーバーに焦りが出てくる。煙突掃除しなくちゃよ。いや、薪ストーブを使い出した当初はシーズンが終った5月とかに煙突掃除してたものだけれども、その時期ってうっかりするともう暑いじゃんね。それなりに肉体労働であるところの煙突掃除で汗だくになるのもなんだなあ、とか思って一回でも先延ばししたらもう最後だ。暑さはどんどん高まってくるわけで先延ばしして解決するもので無し、結局10月頃になるまで条件が整わなくなるという。で、一度これをやってしまうともう終わりで、ここ数年煙突掃除は10月に行うのが定着して来つつある。まあ、別にそれで良いんだけど。つうことで、ヨメサンとチムチムニー。もう慣れたもので、小一時間ほどでサクサク作業完了。これも業者さんに頼むと何万円もするわけでね。自分でやらなきゃよね。
切り込み隊長
最寄り駅にとっても素敵な本屋さんがある事はたびたび書いている。今住んでるところの魅力の1/3ほどはこの本屋さんが作っているとさえ私なんか思うわけで、なんとしても末長く営業を続けてもらいたいと思っている。で、これまでも何度か本屋さんでお話し会を開いてもらって、にぎやかしにくらいにはなろうと生き物話をしているわけだ。私も本を出してるわけで、まあ何通か普通なら出版イベントみたいに言うところなんだろうけれど、この店の柔らかい雰囲気的に「イベント」と言う言葉が合わない気がして「お話し会」と称している。で、来月またやろうかしらね、と言う話になっていて、これまではギャラもなし参加費も無料、ということで開いていたのだけど、今回は大人だけいくばくかのお代をいただきましょうか、と店主さんから打診があり、とはいっても、じゃあいくらにするかと言うと根拠がよくわからないので相談に。私的には、お捻りくらいで良いかなあと思っていたところ、結論としては600円ということになった。500円の方がキリが良いんじゃないっすか?と思ったのだけど、今回は新趣向ということでヨメサンも登場させてカラスの肉食った話とかしてもらう予定なので、晩ご飯を作ることができず、じゃあ本屋の隣のインドカレー屋で一家で晩ご飯を食べるその費用から逆算するとその値段だ、と言う説明を受ける。なるほどー、それはちゃんと根拠あるじゃん。役場が駅前開発で人口1250人しか増えないって言ってるのよりよっぽどちゃんとしてるじゃん。ということで、ありがたくそれで受けることにする。ってか、これを機に、本屋が「イベント」方面でも更なる展開をするようになればいいなあって思うのよ。
食うために生きている
6時起きで朝食を食べそこねて車で大学へ。7時10分着で、今から朝ご飯確保するには山を下りなきゃ行けないのが面倒でぐずぐずするうちに時間が来たので一コマ授業。終わってH田さんが最終年度の科研の仕上げ作業の打ち合わせで来訪。二時間弱喋って13時から卒論生と面談。H田さんが手土産でくれたオヤツがなければ15時にやっとお昼食べたとこまで持たなかったろうと思われる。感謝感謝。夕方帰ってきてエダマメの収穫。この夏は酷暑のためかどこも虫の姿が見えなかったのだけど、おかげでマルカメムシもほとんど出てこず大豊作。毎日大量に食べてるんだけど、あれよね山盛りになったエダマメに手を伸ばす時には、まず実のたっぷり詰まった莢から行くのよね。で、気がつくと山に残るのは、まだ育ちきってないけど収穫されちゃった莢ばかり。で、これって別に意識してなくてもそうなるってわけで、そうかこれはハンドリングタイム最適採餌戦略が私にも組み込まれてるってことなんだな。
コヴレスキー
仕事が終ってからシネコン。「バーバラと心の巨人」。動物性たんぱく質を取らなきゃダメだって話。人間集団と適合できないウサミミ眼鏡っ娘が社会とおりあいつけてく話だと決め込んで出かけてみたら、だいぶん違う話だった。まあ、それはそれで悪くない。で、主人公のバーバラの気持ちを考えたらそりゃあそうなるわなってうっかり涙出てくるような話だった。子供だと受け入れられないことってあるよね。
とはいえどうにもならないことを受容してればそれで良いかって言うとそうでもなかろう。というのは、帰宅してみるとヨメサンがどんより落ち込んでいるのだ。島本町議会ではずっと議会のネット中継が課題として上がっていて、住民からもずっと要求され続けているのである。というのも、議員の中には行儀の悪いのが複数いて(ヨメサンじゃないよ)、特定の議員に対して品のないヤジを飛ばしたり議事を妨害してきたりする、いわばイジメのような事象が頻発しているらしいのだ。一方、そういうのは傍聴者がいる時には一定抑制されているらしく、まあ住民の目があればそれを気にしておとなしくなる、という、まあレベルの低い話らしい。陰湿だよね。俯瞰してみれば地方議会あるあるなのだけど、とうの住民にしてみれば、議会のレベルが低いということは町の意思決定がうまく行かなくなることに繋がりかねないわけで、勘弁して欲しい事態だ。そこでネット中継でいつでも見られているという環境を作ることで、品のない行動が抑制されればな、というのが住民の願いというわけだ。もちろんそうしたからって議員のレベルが上がるわけじゃないのだけれども、少なくともまだましな議員がより自由に振る舞うことができるわけ。さて、このことを問題となる議員の立場から見てみると、困った事態ということになる。彼ら彼女らがなぜそういう振る舞いに出るのか私には本当のところは良くわからないのだけれども、まあ好きでやってることではあろう。それがネット中継のせいでできなくなるのは、好きなことができなくなるわけでいやだわな。つうことで、ネット中継実現を何とかして妨害しようとするわけで、今日はそれで少なくとも向こう三年は実現の目処が立たなくなったらしい。開かれた議会なんてお題目なんだよね島本町議会では。で、ヨメサンはもちろん開かれた議会の実現を望んでいて、この間も、実現のための課題を検討するWGとかで仕事してたのである。その努力が水の泡だよ。そりゃ落ち込むわな。ってか、恥ずかしい限りですよこんなことばっかりしてる議会なんて。まあ究極的には票を投じる住民が悪くって、こういうことをどうにもならないとして受容して来た結果が現状なのだよね。