海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

泥遊び

新しく運用する田んぼの畔塗りを朝から。ウチだけじゃ扱いきれないのでチームを作っている関係で、作業の一つ一つに意思統一が必要になってくるのはやむをえない。で、私は畔に生えている草と根っこはできるだけ除去してから畔塗したい土木野郎であるが、できるだけ人為を排除してあるがままを残したいという意見もあるので従う。なんだけど、そうすると泥に植物体が混じるので(私の認識的には)上手く塗れないんだよねー。これで水漏れしないかどうか心配なんだけど、まあやってみるしかないですね。つうことで朝10時から16時まで途中1時間の休憩をいれてずっと作業してたもので、体ガタガタですわ。なんせメンバーの中で唯一の50代。つらい。ヨメサンに、君たちは敬老精神とか無いのか、とかいってみるも詮無い。

おもちゃ

午前中を去年の活動報告を作るのに溶かしてしまう。こんな誰も読まないもののためにオレの貴重な時間を使わせやがって。しかし午後は自由な時間だ。幸せなことに書くべきものがない。そんなときはインプットも良いけどデータを作ることも必要。ということで、以前から懸案だったDeepLabCutのインストールにとりかかった。造網行動の動画からクモ位置データをUMATrackerで取得することはできているわけだが、DeepLabCutが使えればもう少しいろんな情報を得られるだろうと期待するわけだな。っていうか、ミーハーな私だから、これだけ流行っているDeepLabCutをスルーできないのよね。どうでも良いけど、最近動物行動の研究する若い人が増えてる印象があるんだけど、その要因の大きな一つがDeepLabCutにあるんじゃなかろうか。生態学における分子系統解析や環境DNA技術が果たした役割を行動学においてはDeepLabCutが果たす、みたいな。泥臭い観察をせずに大量のデータが取れるようになると若者が算入してくるの法則。それはともかく、これだけポピュラーなソフトであるからインストールガイドもふんだんにある。のだが、その通りにやってもなぜかできない。で、あーでもないこーでもないとやってるウチにオンラインセミナーの時間になるので電気魚の話を聞きながらさらに試行錯誤。セミナーの終わる頃に、やっと手こずってたところを突破。その後1時間かけて起動に成功。ネズミの絵が出てきて万歳の18時。なのだけど、今日はヨメサンがいないので晩ご飯当番だった!セミナーが終わった17時にすぐに帰って18時から作り始めれば19時くらいに食べられると思っていたが1時間遅れだ。つうことで上の子にゴメンと謝って20時夕食。

レジリエンス

引用文献リストのスタイルフォーマットは、OSが古い自宅のMacを使えばできるということに気がついたので、サクッと作業してできた原稿は英文校正に送り付ける。これで当面は書くべきものが何もなくなってしまった。自宅にいるとデータも取れないし、どうしようかなあ?と思って、こういう時こそ勉強である、としおらしい気持ちになって、たまっている論文を読む。いやマジでずっとインプットが足らなさすぎたから。夕方、ジャガイモの芽かきと追肥をしにいく。今年は調子に乗って去年の1.5倍も作つけしたのだけど、考えてみれば北の大地で暮すぶーちんがいないので胃袋容量は1/4減なのだ。だからといって北の大地に収穫物を送るには、ジャガイモはいかにも不適。つうことで、死ぬほど食うことを覚悟している日々である。っていうか再来月なら食糧危機でもなんでも来い。

目撃者は語る

3回生の少人数授業で鴨川に鳥を見に行く。90分の授業時間内で手軽に自然観察するにはちょうど良いのである。往復に40分強かかるので現地滞在も40分ほどしか取れないのだけど、それでも十数種は見れるからね。今日もカモだけで5種見た。それはともかく、みんなで現地で双眼鏡を覗いていると、なんか土手の上やら橋やらでウーウーとパトカーのサイレンが姦しい。何台も走ってるけど、何だろうなあ?と思っていたら、私たちが観察している河原の遊歩道を男が1人走り抜け、その後を女性が二人何か叫びながら走ってるじゃん。なになに引ったくりか何かか?そうだったとしたら最近は治安が悪いことだ、と思い、まあ鳥に集中するわな。そしたら、その後川を上流に歩いていると、十人ほどの警官がたむろっていて、中にさっき走ってた女性もいるじゃん。見ると、少し離れたところに男もいる。えー?じゃあさっきのは本当に引ったくりなの?パトカーもそれを捕まえるために走ってたの?ってビックリした。河原で引ったくられた被害者がすぐに110番して、犯人がろくすっぽ逃げる間もなくパトカーが駆けつけたということか。で、もう、真相が知りたくって知りたくって仕方なかったんだけど、一応授業時間中だから冷静を装って、警官に様子を聞くのは自制した。しかし、彼らが犯人と思しき人の荷物を改めているのは見えて、なんか短刀みたいなのを持ってたんですけど。。。

テック三昧

某原稿を書いていて、引用文献リストの形式を整えようと思ってEndNoteのスタイルファイルを落としてきてインストールしてみたけど、いざフォーマットしようとするとエラーが出る。何度やってもダメで、これは今のバージョンの20だとSonomaでは上手く動かないことであろうという結論に達した。Endnoteバージョンアップしなきゃ。。。ってか、そうと知ってたら少し前に決行したSonomaへのアップをやめたのに。。。ところでこの前事務とバトったAppストアでバリアブルカードでソフトを買う件、やっと買って良いということになって先週喜んで購入と相成ったわけだ。買ったのはAI文字起こしソフトのPro版で、早速試してみたら、これ無料版とは雲泥の差で大変精度高く作業してくれることがわかった。買えて良かった。。。今後いろんなことが捗るよ。改めて言うけどバトって良かった。

破綻寸前

講義が始まったので毎月曜日はオンデマンド科目の動画録り。質問・コメントを書いてもらったのに応えるのだが、受講者数爆発で書き込み数も爆発。全部目を通して整理するのに午前中の大半が失われ、さらに音を録るのに3時間弱。エンコードに1時間半かかる。つまり、2コマの準備に丸一日かかっちゃう。オンデマンド科目は評価もオンラインでやるのでほぼ自動でスケーラブルだと嘯いていたが、さすがにここまで来るとし厳しい。。。だからといって、二コマに割る意味もないしなあ。対面に戻せば受講者数は激減すると思うけど、それはそれでいやだしなあ。ともかく、音を録り終わって、へにゃってしてるとヨメサンが役場の人と電話していて、なんかハチらしいものを捕まえたらしく、ニホンミツバチか?と聞かれたので確認に行くよ、と言われる。住民から苦情が来たらしい。ということで、ちょうど良い散歩であるわい、とついていく。途中、何十匹とわんわん飛んでるところで捕まえたらしいことがわかり、それは見なくても間違いなくミツバチ。で黒っぽいならニホンなので、と、もう見る必要もないのだけど散歩なのでそのまま役場に向かう。分蜂かねえ春だなあ。で、見せてもらうとニホンミツバチ。状況を聞くに分蜂なので、見守ってればいいんじゃないですか?と助言して、場所も教えてもらって見に行く。と、確かに飛んでるけど、それほどの量じゃないなあ、と思うと下に何十匹も死体が落ちている。かわいそうに。誰か殺虫剤とか蒔いたのかもしれない。怖がらなくても良いのに。

歯っかけ

鏡像自己認知ネタで「続・猿の惑星」も見たがボウズだった。そもそもこれ、猿社会は話の主な舞台じゃなかったりする。いやあ大昔にテレビで見たことがあるだけで、その時もトンデモな話だなあという感想を持ったことを覚えているが、あらためてちゃんと見てみたらば、これはもうなんか作劇として破綻していて、ドヨンとした雰囲気だけが伝わるすべてで、なんつうか70年代の作品らしいといえば作品らしい。口直しに「新・猿の惑星」を見なきゃ、と思うのだけど、ここまでの二作が見れるネズミの配信サービスではやってないの。さらに「征服」はやってても「最後」はやってない。どうしてこんな中途半端なことに。AppleTVで400円のレンタルで見るのかなあ、それも抵抗あるなあ、と思案中。