海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

もかもか

カレーを食べるときは、もかもか。もぐもぐではない。もぐもぐという音は噛んでいる音だ。しかるに、もかもかは噛まずに口に入れつづけるときに発する音。


昔、親知らずが生えてきて、周辺の歯茎を圧迫して大きく腫れ上がったことがある。かれこれ一ヶ月ほど続いてとても辛かったのだが、何が一番辛かったかというと、物を食べると痛いこと。そのときの私を救ったのがカレーだった。当時は大学生で、学食のカレーには水のようなルーがかかっていたのだが、そのおかげで噛まずに流し込むことができ、最低限の栄養補給ができたというわけだ。まあ、お茶漬け流し込むような感じ。よく考えれば、別にお茶漬け食っててもよさそうなもんだが、もっとよく考えればお茶漬けを出す学食ってのもそうそうないのだから、カレーしかなかったわけだ。


今思えば、私がカレーをもかもか食う様になったのは、その時以来のような気がする。