海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

「視ること」の力と限界

今日は、講義の一環で近くの山に自然観察に。何人かを一つのグループにして、グループごとにデジカメを渡す。で、なんでもいいから興味を引いた生き物の写真を撮っておいで、と。その写真をもとに、後でその生物について調べさせる。ただ、「観察しなさい」というよりも、写真を撮るという具体的な行動が一つ入ると、熱心さの度合いが上がる。で、視ているうちに興味も湧いてきて、こちらの解説にも聞き入ってくれる。


一方、やってみればわかるのだが、デジカメの写真に写っている生物が何かを調べることは、けっこう難しい。遠くからしか撮れなかったので特徴がよくわからなかったり、お腹の模様に特徴がある生物を背中側からしか撮っていなかったり、光の加減で色がよくわからなかったり。でも、写真を撮っている時は、そんな問題には気がつかない。一枚撮って、よし満足である。


デジカメ使って授業をすると「視ること」の力と限界がよくわかる。