海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ディズニーなんてくそくらえ

この間買ったiBookでDVD鑑賞を試してみようと思って指輪物語を入れてみたら、リージョンコードが異なります、と出た。?と思って記憶を掘り起こしてみると、1週間ほど前にヨメサンが「なんかディズニーのDVDを見ようと思ったらリージョン何とかって出たのよね」と言っていたのを思い出した。


結婚生活の肝は配偶者の言うことを8割方聞き流す事であって、このときも私は例によって「へー」と生返事をして他の事に気を取られていた。


げげ!うそだろ!と思って、ヨメサンにそのDVDを持ってこさせる。なんでも育児雑誌の広告に載っている英語教育用のお試し用DVDで、請求するとタダで送られてくるものらしい。で、いろいろ見てみてもリージョンについての記述は何もない。あらためてiBookのディスプレイを見てみると、現在リージョン1に設定されているという。で、ディズニーのディスクをドライブに突っ込むとちゃんと再生される。


激昂である。日本でリージョン1のディスクを警告もなく無料でばらまくだと!いや、ひょっとしたら説明はついてきていたのかもしれない。ヨメサンがそれを読まずに捨てただけの可能性もあるので、警告がなかったと断定する事は出来ないが、それにしても普通の消費者がすべてリージョンコードについて知っていわけではない現状で、リージョン1のディスクをばらまく。ヨメサンのように何も知らずにリージョンコードの変更を行う人が現われるのは必然だ。


これは、もうほとんど破壊行為である。このディスクと日本のディスクを交互に見ようとするだけで知らないうちにDVDプレイヤーの機能が一部失われてしまうからだ。


そもそもリージョンコードはコンテンツを持つ企業の著作権と利益を守るために消費者に不便をしょわせているという側面を持つ。まあ、それは仕方ない面もあるのかもしれない。しかし、その企業の代表たるディズニーに関連するDVDが、リージョンコード変更の危険性にほとんど注意を払わないやりかたでメディアの配付を行なうというのは許される事ではないのではなかろうか。しかも、それが商品の宣伝のために行われるのである。


金儲け主義もほどほどにしとかないとそのうち痛い目にあうぞ。