海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

バック・トゥ・ザ・フューチャー

受け持ち講義の課外授業で大型バスを一台借りて、海へ。今日は大潮なので岩礁潮間帯で自然観察である。朝から雨でどうなる事かと思ったが、潮が一番引く午後になるとなんとか収まってくる。ここ長崎では一時間ほど車で走れば、いろいろな生物のいる海があって、この手の活動をするにはもってこい。去年も同じ時期に来ているのだが、そのときと比べると随分藻類が目立っていて、潮間帯群集は年ごとに大きく変化する事だなあと合点。


帰ってきたらスカパでバック・トゥ・ザ・フューチャー三部作を一気に放映している。1の後半から見始めて、現在3が始まったところ。久し振りに見るが、やはり1の完成度には抜きんでたものがある。感心することしきり。あと今回、時計というもの自体に人の心を動かす何かの要素を感じ取った。ダリの絵の歪んだ時計や時をかける少女で描かれた階段の上でグルグル回っていた壁時計など、印象的だ。


2も面白い。未来・現在・過去とそれぞれで見せ場があってオムニバス映画のような話の流れ方が変わっている。それにしても、最後にドクが雷に打たれて消えてすぐさま、電報局の人が現われるところが、2のメタ映画性が一番強いところではなかろうか。スポーツ年鑑を取り返しエモーションが高まったところに次の危機を畳み掛けエモーションをもう一段上のレベルに引き上げたかと思うと、まったく別の時間の流れから来るプロットを使ってストーリーを別の方向に向ける。こうして、これまでのエモーションをまるでなかったものにしてしまうのだ。


それにしても3はなあ。