海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

しっとう?

集中講義終わり。帰り際に学生が一人やって来て「先生の授業はユニークで面白かったです」と。なんでもパソコンでプレゼンする授業は初めてらしい。面白かったと言われて悪い気はしないし、なんか今回の講義は反応悪いけど大丈夫かなあと思っていたのでちょっとほっとした。


で、帰る道すがら、そういえば私の高校時代にもちょっとユニークな先生がいたなあと思い出した。その先生は進学校だった出身高校に三年生の時からやってきて、私のいた理系クラスの政治・経済を受け持っていてくれたのだが、そんな受験に関係ない教科、せち辛い進学校では誰も真面目に勉強しない。その先生はそういう状況を重々理解した上でそんなこと何もなかったかのように淡々と「しっとう?」とか強烈な神戸弁で授業をしておられた。そういう知的なクールさって中等教育の先生には珍しいタイプじゃないですか?


この私、何を隠そう大の社会科好きで、特に政治・経済は最も好き。で、好きこそものの上手なれで、言っちゃあなんだがいつも学校一の成績を収めていたものだ(自慢と言うわけでは決してないが、ちょっと誇らしい記憶ではある)。いや、他の人たちが真面目に勉強しなかったなんだけど。


で、その先生もそんな私のことを認識してくれていて、「なんでそんなに好きなの?」とか一度聞かれた事があった。その時私は「世の中がどんな仕組みで動いているのか知るのは楽しい」って答えたものだ。


と、いうことをつらつら思い出して「そうか私は昔から歴史よりもメカニズムに興味を持つタイプだったんだなあ」と思った。今でも最近流行の分子系統などにちっとも心魅かれなくって、行動のメカニズムであるところの心的側面についてばっかり考えている。人の本質は変わらないものだ。


で、iTripだが快調。曲によってノイズが大きく乗るものとそうでないものがある。あと、バッテリーの消耗が異常に速い。フル充電でも4時間くらいしか持たなさそう。電波を飛ばすのは思った以上に電気を食うみたいだ。