海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

正社員への道

ポストに大学が作った三回生向けの「就職活動の手引き」という小冊子が入っていたので読んでみた。きっと、「この時代、先生達にも就職に対する意識を高めてもらわなくてはいけない」という、要らぬおせっ、、もとい、心配りがどこかで行われたものと見える。


「就職に向けての心構え」−なぜ就職するのでしょう?煩わしい人間関係なんかに悩まされずに自由に暮らしていけばいいじゃないかと考えるかもしれません。しかし、例えばフリーターを続けて29歳くらいになり、結婚したい彼女の父親から「正社員でなければ結婚は許さない」と言われたとします。簡単に正社員になれると思いますか?ムリです。フリーターは何年やっても何のスキルも身に付きません。それに、早くまともな仕事について社会のためになることをするのは人間としての義務です。


と言うような事が書いてあった(表現は適当)。わたくし非常に恥じ入りました。私なんざ32歳になるまで就職もせずブラブラ研究室の周りでクダをまいていて、確かに結婚も全然出来ませんでした。正直なところ今でも生活の糧を得る以外に定職に就く意義を見いだせていないくらいです。会社に就職するってそんなに神聖な事だったなんて全く知りませんでした。ごめんなさいごめんなさい。


と、まあ冗談はさておき、大学なんて私みたいに就職活動とは縁のなかった人間が少なからずいる組織に自分の就職を頼るってのは火を見るより明らかな間違いだよな。