海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

英語が上手くなればいいじゃん

投稿していた論文が先週末に査読を受けて戻ってきた。掲載を許可されたわけではなかったのだが、いろいろつけられたコメントに対応して改訂原稿を作れば、もう一回検討してくれるとの事。幸いなり。


で、昨日からヒーフー言って書き直しを始める。この論文はクモの造網行動を扱っている。クモは周りの状況に合わせて網の大きさや形を変えていると言われているのだけど、そのためには周りの状況を知る必要がある。ところが、クモは網の糸を伝わる振動を通して世界を感知する。つまり、クモにとっては、状況に合った適切な網を張るためには最初に網を張らなきゃいけないと言う自縄自縛的状況にあるわけだ。で、この状況をクモがどうやって扱っているかが面白くって、実験をして小さな発見をしたので論文にした。


言い換えると、クモの網には餌を取る事と情報を獲得する事という2重の機能があるとみなすことがポイント。そんな異なる要素をいっしょくたにしたままで考えるやり方について、どうやって私の拙い英語で査読者に伝えれば良いのだろうか。