海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

落ち度

イラク自衛隊を送る事が閣議決定されたという新聞の記事を読む。今、イラク武装した兵隊を送るのだから、火力を使用せざるを得ない事態に至る事は覚悟の上での派遣だと推測される。


と、まるで他人事のように書いてから気がついた。この「覚悟」は、こんな政府をいただいた有権者全てが持たなくてはならないものだ。自民党に投票しなかったからといって免れられるものではない。正直なところ、私はそんな「覚悟」はしたくない。しかし、そうであれば、もっと早くに手を打つべきだった。こんな「覚悟」を迫られることになったのは、私自身にも落ち度があると言えるだろう。


憲法9条について知った子供の頃、軍隊を持たないはずなのに自衛隊がある事に青臭い憤りを感じたものだが、その頃から最近までずっと、それでも日本は外国に兵を出したりしないだろうと、ナイーブな信頼感を持っていた。しかし今日、私の住む国はそんな国ではない。


私たちの今日の「落ち度」が、私たちの子供が鉄砲を持って異国に送られる事に繋がっていかないようにしなければ。