海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

やじろべえ

実は夏ごろから腰痛がひどくって、治まりかけたと思ったらまた痛くなってと言う状態を繰り返していた。で、いよいよ医者嫌いの私も観念して土曜日に整形外科に行ってみた。レントゲンを撮ってもらったわけだ。


慢性ヘルニアとかだったらどうしようなんて思ってたんだけど、全然そんな事は無かったようで、単に腰椎と仙骨の間の椎間板がすり減っているからちょっとした事で痛むのだと言われた。で、腹筋を鍛えてくださいねえ、と言われて毎日朝晩に行なう体操のメニューを渡されたんだな。


これが、やってみて三日でけっこう調子がいい。近代医学はたいしたものだ。いや、今更そんなことを驚いているのではなくて、そのメニューの中に腹筋運動があったというのが今日のポイント。


仰向けに横たわって膝を立てて頭の後で手を組んで上体を起こす、というただそれだけのことができなくなっていた。腰が痛いもんで夏からずっと横になる事が多かったせいで筋肉が弱ったのだろう、と第三者的には考えられるのだが、ウンウン言って上体を起こそうとしては下半身が浮き上がってしまうということを繰り返している最中には「こんな運動そもそも物理の法則に反している」と思うのである。頭が大きな私は上半身の方が下半身よりも重く、足を押さえずに腹筋を収縮しようとすれば下半身が浮き上がらざるを得ないという寸法だ。


ところがだ、今日もメニューをこなしていたらすっと上半身が起き上がるではないか。確かに、体操のメニュー表には「最初は出来なくても続けていればそのうちできるようになります」とある。やっぱり近代医学はたいしたものだ。