海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

過大評価

つうわけで今日は八方。こないだ泊まった宿からはゲレンデまで結構歩かされたわけで、その時の宿のすぐそばに泊まった我々としては、今回もたくさん歩くことを覚悟していたわけだけど、いざ出発してみるとすぐに着いた。前回より滑走可能な場所が増えて、より近くから滑り始められるというわけだ。岩岳の駐車場の一番奥に停めたときより歩く距離は短いように思われる。これなら問題ない。で、着くと雪。天気予報では晴れだったけど、まあこういうことはよくある。問題はぶーちんのウェアで、今年になってズボンがしみるようになってきたのである。で、昨日「念のため防水スプレーをかけといたほうが良いよ」と言ったのだけど「晴れの予報でしょ大丈夫だよ」と舐めてかかって放置してたのだな。つうことで「ほれみろ山の天気はだなあ」と一くさり。その後ぶーちんはできるだけズボンが濡れないようリフトでは前かがみになって上半身を傘がわりにしていた。ぜひこの経験から学んで欲しい。っていうか、このウェア上の子のお下がりとはいえ、まだ6シーズン目。ちょっと防水が失われるの早くない?子供用だからって耐久性無用の作りなの?つうことで滑り始める。上の子には初八方、ぶーちんも前回来た時は一部しか滑れなかったので実質初八方見たいなもの。雪はガリガリしててあんまりよろしくない。で、うっかり北尾根の細い急斜面に入ったら大きなコブがガチガチに固まっていて、人生で一番と言っても良いくらい滑りにくかった。さすがに上の子はスイスイ行くがぶーちんが大消耗。そろそろお昼だし休もうか?とか言ってると雪が止んでくるので、おいそれなら山頂に行くのもいいぞ、と迷ううち国際ゲレンデ。リフトに乗ろうとすると、車道の向こうになんか見たことのある建物が。?あれはひょっとして常連だった岩岳のお宿の女将、というかお友達が宿閉めて代わりに始めた肉バルではないか?ぶーちんが行こう行こうとうるさかったあの店かも。というと、消耗していたぶーちんが俄然元気になるので、山頂に行きたがった上の子を説得して店に。すると鹿肉のサンドイッチとか充実したメニューで、かつできたばかりで場所的にもゲレンデ内じゃないということで混雑もしておらず、オシャレな内装だし、なかなか素敵なお店でしたわい。お友達がおられなかったのは残念。今度は連絡してから来よう。私は鶏のサンドイッチ食べる。付け合わせのオニオンリングがまた美味かった。で、すっかり満足して今度こそと山頂に。雲はさらに消えて青空が広がり期待期待。で、リーゼングラートについたらゲレンデは雪面不安定ということで滑走不可。でも板外せば登ってもいいということなので、景色良いから行こうぜ、といったらスキー馬鹿の上の子もあっさり同意。登ってみると絶景絶景。何年か前、夏にきたことがあるので、その時のこと覚えてる?とか言いながら景色を堪能。感動の薄い上の子まで「こういうのも良いね」とか言ってたのでよっぽどキレイだったと思ってくださいな。っていうか、最近上の子、色々と感じたこととか評価とか口にするようになってきたんじゃないか?刺激反応で生きるだけじゃなくてある種の情感のようなものが芽生えている?最近浴びるように見ている映画の名作の影響?まあそれはともかく、3人ともすっかり嬉しくなって再び滑り始めるも、やはりフル八方はぶーちんにはしんどいらしく、また反応が鈍くなってくるので、早く上がりなさいと麓まで送り届けて一人で宿に帰させる。私と上の子はもう一度登り直すけど、もう15時半なので、一本降りて終わることにする。やっぱり途中パックされた状態で固まってる面があって苦戦する。16時ごろ上がって26本。まあ今日は他に色々あったからねえ。しかし、こうして滑ってみて、なぜ八方がこんなに持て囃されてるのかイマイチわからんというのが私と上の子の結論。中斜面が多いのは良いのだけど、人は多いしバーンはすぐ荒れるし高速リフトは少ないし宿はゲレンデそばにないし、と上の子的には栂池の方が好きだなあとのこと。そうなんだよねえ。栂池はほとんど高速リフトだからなあ。で、いつもより早く帰ってきたので余裕があって、上の子の求めでご当地サイダーを求めに外出して街へ。酒屋さんで発見。まあこういうのは八方の良いところ。宿は温泉かけ流しでこれも良かったかな。