海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

いい男三人衆

というわけで朝起きたら10cmほど雪が積もっていた。今降っているものもかろうじて雪。これなら文句言えないわ、と宿の皆さんに挨拶してゲレンデへ。なんか雪はみぞれのようなものに変わっていて、麓の斜面はザクザクのデコボコのあかんコンディション。逃げるように上に上がると今度は雲の中だ。何にも見えまへん。当然ヨメサンは休憩に入り、ぶーちんもやる気をなくすので、K田さんと上の子と三人で滑ることになる、と、ひたすら上級非圧雪斜面ばかり繰り返す。岩岳は急斜面は中腹に多くて、ガスは解けてて雪は悪くないのでちょうどいいのだな。これまで行かなかったようなところもバンバン滑り、ファミリースキーに慣れて鈍になった太腿が悲鳴をあげるのよ。アイスバーンの下地が出ているところも時々あって、K田さんも私もちょくちょくエッジを外して転けているという。中年だから気をつけなきゃいかんのだけど。上の子の方がよほど慎重である。しかしこれが午後も半ばほどになってくると上でも雪がみぞれになって、そうすると水がいろいろ染み込んでくる。で、手袋絞ると水が滴り落ちるようになり、肘の内側とか湿り気を感じるようになって、さすがにこれはあかん、と16時で終了。今シーズン最後の日にリフト止まる前にやめちゃうのは痛恨だが、まあお天気に恵まれなかった今年を象徴するようである。ウェアを脱ぐと下着の上に来ているシャツまでずぶ濡れだった。本体まであと一ミリ。スキー人生で一番染み通った日であることよ。で、上級斜面メインに滑ったので一本の時間がかかって全部で20本だった。

ということで、楽しかったからまた来年も行きましょうとK田さんをバス停に送り届けてAco-opで買い物を終えると16時40分。白馬飯店が開くまで50分もあるわけで、これはチョッチ待つには長い。かといって今の国道は車が多くて渋滞するやもしれない。そこで、ハッ!と昨日の糸魚川の大宣伝を思い出し、こんな時こそ混まない北陸周りである。晩御飯を前回失敗した富山の寿司に再チャレンジしようということに。で、こんなこともあろうかと宿のご主人にお勧めを聞いておいた「番やのすし」へ向かう。大にぎわいで小一時間ほど待ったけれども、確かに安くて美味しかった。満足して再び帰途に着くと、武生の先で車が燃えて通行止めだとのこと。二週間前も燃えて今週もか。呪われてるんじゃないのか北陸道?ともかく、仕方がないので敦賀まで下道を走り、24時45分にやっとこたどり着く。かなわんなー、と思ったけれども、中央道もチェーン規制かかってたようなので、向こうでもかなわんかったろうよ。と、いろいろ後片付けして27時就寝。