海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

連想

先週泉ピン子のドラマをたまたま見たわけだが、その後ずぶずぶとはまってしまった。交通事故で死んだ泉ピン子の魂が宮崎あおい扮する女子高生の体の中に一週間だけ入る、という話。通常は宮崎あおいのルックスでドラマが進むのだけど、劇中ピン子の思いが強くなると魂が表に現われるという設定で、唐突にピン子の制服姿が出てきて最初の頃は見ていてのけぞったものだ。


宮崎あおいは役柄上オバサンの言動を演じているんだが、やっぱりかぶっている皮は重要で、かわいいんだなこれが。いや、むしろオバサン風のパワフルな言動をしているほうがよりチャーミングなのかもしれん。それはともかく、こちらの頭の中では「そうはいっても中身はピン子」と思いながら見ているわけで、今度は逆に制服ピン子が現われたときに次第にピン子に共感を覚えていくのが妙な感覚だ。なんだかドラマを見て泣いちゃったりする。


ピン子→あおい、と、あおい→好感の関連づけを独立に獲得したのに、ピン子→あおい→好感という連想が否応なく働くようだ。というか、ピン子の刺激によって「あおい」が励起され、それにひっぱられて「好感」が強まり、それをピン子=好感の対象として認識してしまうんだろう。心の働きってのは不思議だ。