海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

失われたものほど美しい

私は基本的に現状否定かつ後ろ向きの人間なので、住んでいたときにはあんなに文句たらたらだった長崎が今や「失われたものほど美しい」状態である。で、いわゆる「月9」でさだまさしの「解夏」を原作にしたドラマが始まった。長崎でもロケが行われたという事で(そういえば彼の地にいたときに耳にしていた)これはもう見なきゃならんべえと。

で、まあ路面電車とかウチから麓に降りたところにある石橋とか映って、ヨメサンと「おおおお」とか言ってたのだけど、一番盛り上がったのはオランダ坂を登っていた菅野美穂ご一行が稲佐山側にワープしたときであった。

で案の定長崎が舞台になってたのは最初のわずかな時間で後は東京に戻ってきたので私は興味を失ったのだけど、ヨメサンは泣いていた。それにしても久し振りに民放のドラマを見てみたんだが、なんかもうそういう世界についていけなくなってるのな。もちろんドラマだから虚構なんだけど、しかしその虚構のあり方というか文法というかが私の常識とするところとずれているんだな。私は傑作だと思っている「てるてる家族」が世間的にあんまり評判がよくないらしいのも理解できる。