海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

海苔vsスルメ

日曜日に散歩した川の数キロほど下流に自然公園があると言う事で、観察かたがたそこまで川沿いの土手の内側を歩いてみた。遠くにこんもりした森が見えてくると途端に生物相(といっても見ていたのは主にクモ)が豊かになる。公園内に入ると、素っ裸に靴だけ履いて何か生き物が入った容器を持ち体中に泥を付けた子供がギャースカ喚いて目の前を横切り、その後をお母さんとおぼしき人が写真を撮りながらついて行っていた。なになにこの土手の向こうには泥場があるのか?と思って川から外れてみると、ニワゼキショウアカツメクサがびっしり繁茂した広場の向こうに小さな水たまりがあって、ビオトープと書かれた看板が。で、近寄ってみると水が泥っどろになっており、そこら中に足跡やら乱暴狼藉の跡が見える。大丈夫なんだろうか。

東京に来て一月半。生き物をとっている親子連れをよく見かける。何かちょっと引っ掛かるものがあるのだけど、それが何だかよくわからない。

帰ってくると子供がお腹を空かせてピーピー言っている。味付け海苔の束の入った袋を持ってきて「食わせろ食わせろ」って猛アピール。私も海苔大好きで、子供の頃はつまみ食いで海苔缶の一つや二つペロリと平らげ親に怒られた事多数だ。我が子よその気持ちはわかるぞよ、って思って一枚取りだして与えようとしたら、その間に子供はスルメの入った袋に浮気。「それはええから」と海苔をやろうとすると「なんでスルメくれんのじゃー」とかんしゃく。「あんたが海苔食べたいって言うたんちゃうんか(まだ喋れないから正確には言ったわけではないが」とボヤいたところで、敵には親の言う事が理解できないふりをするという必殺技がある。しかたがないので海苔の端をちぎって「ほーれ」と言いながら自分で食べてみせると、「うきゃー」って海苔を奪い取りに来た。どうも最近我が子の考えている事がわからん。