海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

安物買いの銭失い

どうでもいいが私は長崎でコンタクトレンズ洗浄液を山ほど買い込んできたのである。先週だったかヨメサンいわく「なんか東京に来てから安い店が無いのよねー。長崎の浜の町はドラッグストア激戦区でここより500円は安かったのよ。そうだ、あんた今度長崎行くんでしょ。ちょっと10個ほど買ってきてよ」

私は「農産物ならともかく、世間から取り残されてデフレなんてどこ吹く風の長崎で工業製品が東京より安いなんてあるのだろうか?」と一瞬思ったのだが、どうも長崎で買い物するのが嬉しかったと見えて疑問に目をつぶる形で「よっしゃ買ってきてやる」と答えた。で、長崎の友人にあきれられながらも「ヨメサンによると一個500円も安いんだそうだ。10個で5000円節約でしょ。買うよー」と得々と語って、3-4キロになんなんとする荷物抱えてエイコラと帰ってきたものだ。

で、今日。電車で5分ほど行ったところに大きな街があるので家族で探検に行く。するとヨメサン「はっ。あのドラッグストアは長崎にあったものと同じ。チェーン店に違いない。どーれ偵察してくる」

数分後。子供をあやすこちらの様子を窺いながらヨメサン出現。「ちょっと待て。まさかこちらの店の方が安かったなんて言うなよ」「こっちの方が高かったんだけど。。30円」「なーにー!じゃあ、わしゃ300円のために長崎でバカにされたのかあ!」「でもね、ここまで来るには電車代もかかるしね。無駄じゃなかったのよ」

とか言いながら別のドラッグストアの前。ヨメサン失地回復のために更に偵察。しかし数分後。ガックリうなだれて出てくるヨメサン。「同じ値段だった。。」「あーた、わしが何のために重い荷物を持って飛行機に乗り満員の中央線で帰ってきたことかわかっちょるのかね?」「でもね、ウチの最寄り駅ではこんな安い店は無かったのよ。まさか電車で何駅も離れたここまで調べにくるわけにもいかないじゃない」

で、電車で帰ってきて改札を出たところのドラッグストア。ヨメサン「じゃあ、また偵察」「へ?だってあんたこの駅のドラッグストアはもう見たんだろ?」「駅前の小さな店に乳母車持って入れるわけないじゃない。ちょっと待ってて」「なに、おい、こら、話が違う!」

数分後ヨメサンが出てきて「長崎より100円も安かった。。。。。」教訓:信じられるものは私だけ。

そんなヨメサンだが、私が寝っころがって写真をノートパソコンで見ていたときに、横に転がってきてしばらく一緒に「この写真はあーだこーだ」と言っていた。で、ふと横を見るとヨメサン顔面汗だらけ。「げげげっ!」って驚いたら「さっきカレーを食べたら猛烈に発汗したから横に来てみたんだけど、なかなか気がついてくれなくってどうしようかと思った」と。まあ、こういうところに免じて許してやろうという気になる日曜の夜。

ますますどうでもいいが、今日の日記のタイトル、これで二度目の使用になることに気がついた。銭失いだらけの人生か。