海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

好きこそものの上手なれ

必ずしも自分の専門分野とは言えないことについてしたり顔で講義をしたり作文をしたりということが、この業界にいるとちょくちょくある。そんなときは自分の知識の薄っぺらさが露呈しないよう、どうとでも解釈できるような表現にしたり無難な言い回しにとどめたりといろいろ工夫するのだが、そんなことにチマチマ労力をかけているセコイ自分に気がつくともっとどよんとする。そんな今日、一つその手の書類作りが終わって、なんだか長い便秘が解消したようなすっきりした気分。

本当はまだ締切りは先なのだけど、本意でない仕事は早めに片づけるに限る。先日から始めた実験の生データがドンドン入ってきていて処理を待っているのだけど、そっちはうっちゃっておいた。データは逃げていかないし後回し。

講義の場合でも自分の専門じゃない領域ってのは、つまり自分であまり興味を持てないところであって、そういうところを形だけ整えてお喋りしたって聞いてる方もつまらなかろう。まあ、今年はやむを得ない事情でそんな事になってしまって、もうシラバスからあまり逸脱する事も出来ないわけだが、来年からはやはり自分が面白いと思っている領域に引き込んだ話をしようと強く思う。