海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

あるクレーマーの一日

kensuke_nakata2004-09-10

釧路でKナベさん他と飲んでいた時の話。なんだかお店の人がやってきて、我々は「団体の予約客が来るのでラストオーダーだ」と言われたように理解して、「なんだいそんなことだったら最初っから席に通すなよ」と腹を立てたわけです。Kナベさんなんか全身から怒気を発して、店の人に「責任者の名刺を持ってきなさい」と申し付け「私たちは、何時にこの店に入ったの?で、今は何時」などと詰問し、そのことを名刺に書きつけていたわけだ。で、私なんかは怒髪天を衝くKナベさんを久し振りに見て面白がっていたのだが、一方で「やっぱ店からひどい仕打ちを受けたらこれくらい怒らないとなあ。さすがはKナベさんだ」とか思っていたわけだ。

ところが、実は団体の予約客と言うのは誤解で、外にでたら学会参加者の団体がいた。つまり、店としては突然の集団に対して広いスペースを作ろうとして、我々に席を変わって欲しかっただけらしい。はっきり物を言いなさいね。

そんな昨日。「ヴァン・ヘルシング」を見にT・ジョイ大泉22:15の最終回に出かけた。しかしチケット売り場に行くとそんな上映は無いと言う。「Yahoo!のページにはよく間違いが載っているんです。すいません」と。

「いや、しかし、ちゃんとT・ジョイのページで見たんだよ」と言っても、すいませんの一点張り。こちとら40分もかけて車で来てるんだとゴネていると、別の客が来たので取りあえず譲って側で待ってみる。すると、その青年も私と同じようにT・ジョイのページで時間を調べてヴァン・ヘルシングを見に来た様子。で、その青年はすいませんという係の説明を聞いてすぐに帰ろうとするので「ねえ、確かにネットに載っていましたよねえ」と話しかけるも、その青年「いや、でも仕方がないですよ」と尚もゴネる私に軽べつの一瞥を投げて去っていった。で、こちらはそれですっかり戦意を喪失して、さらに「早急に確認してページを直しておきますから」というチケット係のセリフを聞いたこともあり、その時間からでもやっている「サンダーバード」に見たくも無いのに入ったわけだ。

で、上映開始を待つ間にKナベさんの事を思い出して、やっぱりもっと強く抗議すべきだったかとグジグジ悩むが、もう今更なので帰ってヨメサンに「こんなの長崎でも無かった事だ」と愚痴った。

で、今日。午後になってT・ジョイのページを確認してみると、まだ間違った情報のままである。ここに来てさすがに温厚な私も堪忍袋の緒が切れて、電話をかける。すると、責任ある人が出てきて平謝り。あっという間に、今日の夜の回の席を取ってくれ、ネットの情報も修正された。一挙にT・ジョイの好感度アップ。さすがは東京。

やはり文句言うべきところは言わないとね。物がわかった顔をしてチケット係の言う事を受け入れたあの青年、そのうちに徴兵されてどこか異国の地でひどい目に遭うかもだぞ。それにしても、昨日は木曜日。ということは、いくらレイトショーとは言え一日何人かは客がいるはずなのに、6日目にして私が初めて文句を言ったという事になる。そんな従順なお客ばかりだなんて、なんだか背筋が薄ら寒くなる。

というわけで、今から「ヴァン・ヘルシング」に行ってきます。