海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

3枚のチケット

そんなこんなで昨日の夜「ヴァン・ヘルシング」を見に行ったわけだが、一つ心配だった事は、劇場側が席を用意してくれている事だった。私は映画館ではかなり前よりの席を好んでいて、通常は自分より前に人のいないところに座る(だいたい3列目から5列目くらいまで)。劇場の真ん中あたりというのは、私にとっては後ろ過ぎるのだな。で、きっとそんな普通の人にとっての良い席が用意されているのだろうけど、前の方に変えてくれるかなあとドキドキしながらチケット売り場に行ったらば。

なんと席を三つ確保してくれていた。前の方、真ん中、後ろの方のそれぞれ中央部分の好きなお席をお選びください、と。で、前の方の席がドンピシャだった。いやー、こちらが変わり者である可能性にまで考慮した、これぞ行き届いたサービス、である。やるなT・ジョイ大泉。

こういう良いサービスに触れることができるのも、相手のミスのせいでこちらが被る不利益を甘受しないからこそ。いや、ゴネたお陰でタダで一回映画が見れて得をした、という話じゃなくって、もし相手と対立するのを怖れて文句を言わなかったとしたら、サービスする側にすれば客の事を考えずにサボっている方が合理的なオプションになるからだ。良いサービスが欲しかったら、お客としてもケンカする事を厭うてはいけないのであるぞ。