海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

社会見学

今日の午前中も、わずか10分ほど人と会うために半日ほどを費やしたのであるが、この面会はカメの心理学研究に関する物で、私しかできない、というか私にしか意味の無い事であるから、ちっとも士気が下がらない。というか、初対面の相手でしかも英国女性で緊張していたのを、大変フレンドリーに接してもらえて、士気がとっても上がったのよ。良かった良かった。

で、昼前にいったんウチに帰ってきて、ご飯を食べて、30分ほどウツラウツラしてから、うつぼ公園の関西大行動デモに一家で参加すべく出かける。いやー、もうマジで毎週何かの抗議行動に参加してて、オレ大丈夫なんやろか。冷静さを失わない事だけは気をつけておかないと。抗議行動に出かけると、オレ一人じゃないのねと思って高揚するけれども、その高揚にからめ捕られないように、とは常に自戒が必要ね。と、言い訳はした。で、会場だけど、例によって大勢の人で、空撮のヘリに美人レポーター(あとで報道ステーションの人だと聞いた)とマスコミも大勢。私は家族連れということで赤旗に取材されたり。で、扇町公園の経験から、これは後ろの列に着くと出るまで往生するから、と、早めに出そうなSEALDsの列に。ともかくも出発。前の方にいたおかげで5分ほどで公園を出る事ができたけれども、ものすごい人なので、サウンドカーから遥かに離れてしまい、正直ノリにくい。御堂筋に出て南下。前を見ても後ろを見ても列がずっと続いている。長堀まで来て上の子がトイレに行きたいと言うので、いったん列から離脱。用を済ませて再合流したグループは最初のグループよりコールが上手で乗りやすく、こちらも盛り上がってくるわけ。で、なんばに近づくと沿道の人からの応援も出てきて、良い感じでゴールまで。道頓堀の客引きのニーちゃんからもこぶし突き上げを頂いて感じ入る。流れ解散で、地下鉄の駅に向かうために今来た道を戻るのだけど、戻っても戻ってもまだ後続の列が来るので、最後を見たいと思ってたけれどあきらめて地下へ。晩ご飯食べて帰ってきた。で、上の子にどうだったか聞いてみたら、コールに釣られてついつい声を上げてしまったとの事。この日記をずっと読んでくれている人は御存知の通り、上の子は大変シャイな人でこの手の声出しとか人目につくような事を絶対にやらないタイプなのに、それが声を上げちゃうなんて、デモってすごいなあと思うわけ。さらに、思春期特有の不機嫌さを最近あらわにする事の多い彼だけど、ウチに帰って、何だかいろいろ素直に喋っているのを見て、やっぱりデモってすごいなあと思うわけ。人を変えるじゃん。こう、大人が2万人も集まって、みんな一生懸命になってるところを見せるのは、子供の教育に良い面があるんじゃないの?