ヨメサンのお産後しばらくは私の母とヨメサンの母が交代で家事と上の子の世話を手伝いに来てくれている。この夏ユバスキュラで聞いた話だと、自然状態に近い人間集団ではお祖母ちゃんが存命である場合の孫世代の数はそうでない場合と比べて多くなっているらしく、それはおそらくお祖母ちゃんが娘の繁殖を助けるかららしい。であるからして、我が家が両家の母をこき使っているをのは生物学的に全く正しいことなのであるなあ(ええっと、なんちゃって行動学者だと思われて石投げられると困るので一応言っておきますが、冗談ですから)。
私は授業がない平日は5時を過ぎれば引けてくるし、休みの日は基本的に上の子供の面倒を見ることにしていて、しばらくは研究活動にほとんど時間を割けなさそうなのだが、それでもお祖母ちゃんのお陰でなんとかやっていけていると言うのが実情である、もし助けが無ければ私が仕事を完全に休むかヨメサンが産後の肥立ちを犠牲にするかのどちらかになる。いずれにせよかなりのコストだ。ユバスキュラで聞いた話もあながち外れているわけではないのかもしれない。
どうでもいいが、ヒトでは繁殖を済ませた個体がヘルバーになっているわけだけど、他の動物ではヘルパーはまだ繁殖していない個体がつとめる場合が多い。この違いの理由ってのは何なんだろう?
夜にスカパで「ファム・ファタール」をやっているので、赤ん坊を抱いて寝かしつけながら横目で見ている。劇場でも観たし、DVDも買ったので細かいところまで良く覚えている作品なのだが、改めて見てもかなり面白い。これはデ・パルマの「めまい」にあたる作品だな。
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