海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

なまもの

講義生活10年目にして初めて、今年の講義は一回完結型を試みている。最近の風潮だと、あらかじめ授業計画をきっちり立てないと実行できないこのやり方の方が望ましいとされているようだし、同じ内容の講義を二回やらなくちゃいけないので、こうしておくと進み方が揃って便利だと思ってのことだ。しかし、やはり毎回のテーマによっては一コマでは窮屈な場合もあるし、ネタが足らないときもあって、実際にやってみると問題が大きいことがわかる。あらかじめ計画した分量を時間通りに話すことばっかりに気が行って、なんというか講義が表面的になってしまっているような。。。こないだなんか、自然選択の回で私のとっておきのネタであるところの「棒の話」をしそこねた。

やはり講義はなまものであって、そのときのノリでどんどん脱線していくことをした方が、良い内容になるような気がする。結果的に、今週話すべきことが次週まわしになったって、別に問題ないものなあ。後期からは、元のやり方に戻そうと思うです。