海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

秋祭り

今日は地域のお祭りで、至る所の公共の空間に屋台が出ては人が集まって飲んだり食ったりしている。で、近所の神社に出かけると、地域に伝わる伝統芸能であるところのお囃子をやっていた。これが最初は陽気な笛太鼓にひょっとこ風のお面をかぶった踊り手たちがユーモラスに踊っていたのが、だんだんお囃子のテンションが上がってきて、きつねと獅子が登場し踊り狂いながらクライマックスへ、というもので、ここらへんの地域限定にしておくのはもったいないような面白さであった。

私は、何十億の資金を投じて数百人のスタッフを何ヶ月も使って作られる商業映画を毎週のように見ていて、時々「映画が見れない生活なんて耐えられない」と思ったりする事があるのだけど、今日のような娯楽性溢れた伝統芸能が身近にある社会であれば、映画なんて無くても暮らしていけるかもしれないと思ったりした。

晩ご飯は、当然屋台巡りで済ませる。しかし、たこ焼きを食べてみたのだが、屋台である事を差し引いても、ちょっとこれはどうなの?というお味。これウスターソースかけてるんじゃないの?って感じ。粉もんはソースが命。そこを怠るたあ、たこ焼き文化圏の者としてはちょっと許せませんぞ。

小規模ながら花火も上がった。すぐ近くの神社の裏山から打ち上げているようで、初めて真下から花火が開くのを見た。上の子は大きな音に怖がってお母さんにしがみついていた。