海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

運営仕事の峠は越える

二日目。午前中は行動学会の華、ビデオセッションである。QTを使ってビデオをコマ単位で解析する発表があったり、全講演資料を一本のminiDVテープに落とした発表があったり、DVD-Videoの発表があったりと、講演間の機材交換が大変。で、私は良きパシリとして、座長席の側で細々雑用しながら発表を見ていたのだな。で、なんといっても今回の白眉はヤドリバエの映像で、なんでもヨトウガの幼虫の消化管の中に寄生するらしいのだが、そんな場所で酸素を得るための行動を、寄主の消化管を生きたまま取り出しその上にヤドリバエ幼虫を接種する事で観察したらしい。で映像を見ると、口を使って消化管表面の気管を内側に引っ張り込んで、自分の気門をそこに連結すると言う。まるでケーブル工事のようである。びっくりした。

午後は大会の仕事も大分落ち着いてきたと言う事で、自分のポスター発表に張り付かせてもらう。夕方は、参加者を懇親会会場に追いだす仕事。私は割と大きな声が出せるので、こういう仕事はうってつけ。三十台後半にしてますますポッチャリしてきたお腹は伊達じゃないのよ。

懇親会ではT見さんにポスドク就職事情の話を聞いたり「二桁のかけ算 一九一九(イクイク)」が既に五万部も出ているという話に仰天したり、某所の人事の顛末を聞いたりするうちに終わり、三鷹に出て二次会。K賀さん、K汐さん、K藤さん、Y井さんという、どことなく境遇に共通点を見いだせそうな面子でテーブルを囲む。で、向こうの席にいたMぺさんを「上野原まで帰らずとも」といってウチに連れて帰って泊まってもらう事にする。で、11時過ぎに帰ってみると家族がまだ起きていて、連夜のお客様に上の子大喜び。

二桁のかけ算 一九一九(イクイク) (黒松ブックス)

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