海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

動けばそれでいいんですよ

思えば随分長い事学会関連(大会とジャーエソと本体の業務)の仕事ばっかりしていたような気がする。で、気が付くと山のように雑用が積み上がっていたのであった。今日はまずそのうちで最も野暮用的雑用に取り掛かる。で、書類作りに勤しんでいると電話アリ。

「えーっと、紀要の査読の締切りが明日なんですけど大丈夫ですか?」
「はいっ、大丈夫ですっ」
声が裏返っていたのは返事と裏腹にすっかり忘れていた証拠だ。


雑用の合間にスペクトロメーターも少々。サガオニグモを数個体だけ返しそびれていて、当然全く網を張る気配がなくて「ひょっとしてこのまま越冬させてみろって事か?」とか思っていたら、突然今日造網したので隠れ帯の反射特性を測定。紫外線領域で反射するのは良いのだけど、なんだか450nm付近にもピークが見えるんですけど。。


夕方出来た書類を郵便局まで持っていって直帰。風邪で体長のすぐれぬ子供たちが寝ているのを良い事にデータベース設計。上手く動かなかったPL/PerlPostgreSQLを何度もインストールしているうちに動くようになった。理由がわからないのが気持ち悪いが、私のような日曜プログラマーには動けばそれでいいんですよ。で、なぜPL/Perlが必要なのかというと、このデータベースは写真の中に写っているアザラシ個体の特徴的な要素を人によって判別して蓄積しておき、新しい写真が入ってきた時に、それに良く似た写真を抽出してきて、再び人によって同じ個体が写っているかどうかを判別しようと言うもの。ということで、全データをあるデータとの類似度によって並べ替えよいうというのだな。で、特徴については有り無しの二値データをいくつも持つ事でビット列として表現し、データ間の類似度はその論理和を取ろうと言う。で、出来たビット列の立っているビットの数を数えてその順に並べれば良い。で、ビット列型を文字列型に変換して、文字列中の”0”を””で置き換えて出来た文字列の順に並べ替えようと考えたわけだ。しかしながら、どうやったら変換できるかさっぱりわからない。で、PL/Perlは全てのデータを文字列として扱うらしいので、ビット列型データを受けてそのまま戻り値にする関数を作ってやったと言う。なんかアホらしいけど、動けばそれでいいんですよ。