海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

膝の上のネコ

Aッキーがブツの受け取りに来る。なんとなく負債を取り立てられている気持ちになったが、考えてみれば私の意識の奥底には、そんな風に考えている部分があるような気もする。

ウチの隣の教育系大学は入試という事で、我が家の前では受験生目当てのビラ配り人がずらっと並んでいる。で、その前を子供ら二人を連れて歩いていると、ビラ配りの素朴そうな女の子が近寄ってきて、かわいがってくれる。で、最近のこういう場面での常だが、まず下の子が注目を集めるのであるな。すると上の子は、自分も注目を浴びたくなるのだが、でもそこは長子であって、3歳にして既に大人に素直に甘えられなくなっている。で、両手でほっぺを下に引っ張り変な顔をして、下の子を構う大人の周りをウロウロする。でも大概は黙殺されるのである。ああ不憫だ。

でも、さすが三歳ともなると知恵が付いてきて、対親限定だが、そんな長子の呪いから解放される術を開発した。ネコに化けるのである。いや、別に行灯の油をなめるわけではない。甘えたくなると、ニャーと鳴いて膝の上に載ってくるのだな。一体何をきっかけにそんなやり方を思いつくのか、不思議である。