海の底には何がある

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映画そっくり

標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録

こないだ「ミュンヘン」を見て、どうも心にしこりが残るので、もっと詳しい事を知りたいと思い、この本を買ってみた。帯には「ミュンヘン」の参考図書と言った記述があるが、新潮文庫も控えめな事であるが、これは紛う事ない原作である。というか映画は、この本に忠実に作られていた。むしろ原作になくて映画にある要素の方が印象的で、娯楽性を高めるための、例えば電話爆弾での娘巻き添えのサスペンスといった部分を除くと、料理のシーン、パパとの関係性の描写、CIAの介入、というところがスピルバーグが加えた重要なポイントであるようで、このあたりが映画を読み解く鍵になるのかな、と思ったりした。

アザラシデータベースは本サーバーの設置。ウチからコツコツと叩いて、夜遅くに稼働状態まで持っていく。どうやらこれで上野原まで出向かなくても済みそう。

標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録 (新潮文庫)

標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録 (新潮文庫)