そんなわけで、映画公開に合わせて編まれた短編集「リアル・スティール」を求める。明日から子供らだけで新幹線に乗って東京のお友達のところに遊びに行くのだけど、道中読む本が必要と隣町のデパートまで出かけたので便乗だ。で、タイトル作含め数編を読んだところ。案の定、タイトル作は映画の手触りとは全く違う暗く斜め視線の話で、ロボットの壊れやすさとも全く関係なかった。それにしても、子供も見るだろう映画の原作を謳って、表紙も映画の一シーンという装丁でこの本は売られているわけだけれども、映画に感動したけどマシスンの事を何も知らない人がウッカリこの本を買ったりしたらどんなにとまどうだろうかしらん?と、ちょっと心配。ウチの子も読みたがったけど、さすがにここまで完全に大人向けにしつらえられた本はまだ手が届かないようで(ルビは皆無だからね)、頁をめくって諦めてくれたので幸いかな。
- 作者: リチャード・マシスン,小田麻紀
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 文庫
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- 作者: 二宮康明
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
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