海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

至る所陥穽あり

今日は久し振りに夕方までフルにデータを取るために時間を使った。11時半まで網の写真を撮り、その後フィールドに出かけて採集と環境光計測。帰ってきてから採集個体の重量測定である。うーんなんとも生産的。

で、フィールドでの事。駐車場に車を止めて採集地点まで車一台通れるくらいの幅の砂利道を歩いていると、向こうからトットットと足音が。目を前にやると、白地に黒ブチで足がすらりと長い猟犬が立っている。大きさは腰の高さくらいだったろうか。普通の人ならちょっとビックリするくらいですむだろうが、私はオバQであうる。怖くなって絶対にやってはいけない事、イヌに背中を見せて来た道を引き返そうとしてしまったのだな。すると猟犬はワンワンとこちらに吠えかかってくるので、パニクって両手をあげ「あーわかったわかったワタシがわるかったさようなら」と言って足を速めたのだが(もちろん声は裏返っている)、もちろんイヌはますます吠えかかるのだ。ひーと思うと遠くからオバサンの声がして、イヌは向こうに走り去っていった。「勘弁してくださいよいくら森の中だからってあんな大きなイヌ(恐怖で実物以上に大きく見えていたのかもしれないけど)放さないでくださいよオバQもいるんだしこれだから一部の愛犬家はまったくもう」と足をガタガタ言わせながら思ったのでした。


どうでもいいが昨夜の我が家の晩ご飯は春巻き。私は春巻きは大の好物である。で、フィールドから戻ってウチに車を置きに帰ったところ、食卓の上に春巻きの食べ差しが置いてあった。「ははーん昨日の残りを昼ご飯のおかずにして、上の子が食べ残したんだな。フィールド帰りで小腹も空いている事だし食ってやろうか」と思ったものの、もし子供が後で食べようと取っておいたのだったらいけないので、そのまま研究室へ。オトナの理性というやつだ。で、夜ヨメサンに「そういえば、もう春巻き残ってないの?」と聞いたところ、「そんなの昨日のうちに食べきったじゃない」と答えが。「はて?でも今日のお昼に食べたんじゃないの?」と聞くと「ププププ。あれは春巻きじゃないの。アンコなのねー。皮が余ったからバナナとアンコを包んで揚げてみたのねー」

やはり我が家と言えども油断してはならない。