海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

今日はサガオニグモを交換。フィールドにはまだコガタコガネグモがいた。それはともかく、私が欲しいのはメスなのだけど、この時期のこのクモは小さくて、野外ではなかなか雌雄の判別が難しい。一応オスっぽいのは排除しているつもりなのだけど、帰ってきてから実体顕微鏡下で調べてみたら、三割間違った。どうでもいいけど、行動実験に使うクモを顕微鏡で見る時は生かしたまま動きを止める必要がある。私はいつも、脱脂綿を敷き詰めたシャーレの上をクモに歩かせ、上から蓋で押さえつけて動きを止める。腹側が見たい時は蓋の内側を歩かせて脱脂綿側で押さえ込むのだな。炭酸ガスや冷却法より簡単である。てな事言っていたら、こないだ読んだ論文では、紙コップの底に開けた円い穴にサランラップを貼り付け、もう一つの紙コップの底との間に挟み込む、と書いてあった。考える事はだれしも同じである、という話。