ウチの人がみんな早々に寝静まったので退屈してシネコンへ。ところが道中二ヶ所も工事で片側通行になっており、通常より10分余計にかかって、チケット売り場に着いたのはスクリーンが暗くなって5分ほど経った頃。息せききって
「ザ・センチネル 陰謀の星条旗をちょうだい」と言ったら
「もう本編は始まっていますがよろしいですか？」とチケット売り場の人。そこはどっこい、ここはTOHOシネマズだ。15分はたっぷり予告編を見せられるのだ。そこで、
「まだ予告編でしょ」と私
「いえ、もう本編は始まっています」
「何言ってんのん、まだ予告編やって。そんなのええから早くチケットを」
てな会話をかわしたのである。実際8分遅れで入ってからも余裕で予告編三本見た。それはともかく、最初は、こっちが予告編だって言ってるというのに、なんて融通の聞かない売り子だろうと思っていたのだけど、帰る途中でフト気が付いた。ひょっとして劇場側にとって本当に見せたい本編とは、私が呼ぶところのCM・予告編なのであって、彼女は全く正直に喋っていたのではないか？
