海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

完全終了

野外観察ゼミは最終日。これまで歩き回って撮影してきたいろんな生き物の写真を見て、図鑑を使ってはその名前を調べていく。私はと言えば、彼らの作業をそれとなく見ていて、隘路にはまったなと思ったら引き上げてやるだけなので、楽だと言えば楽だ。で、一日終わって学生曰く「名前を調べようと思ったら、一枚写真撮るだけじゃダメで、アップだったり全体だったり何枚か撮らなきゃいけないということがわかりました」。と、このゼミはそれなりの教育的効果があったと言うことで。しかし、これで前期の私の担当授業は完全に終了。ここ二週間くらい集中講義の事で頭が一杯で、主観的には例年より一ヶ月ほどたくさん仕事しているような気がしていたのよね。これからが本当の私の時間。

「畑ゼミというと、野菜を作ってそれで単位までもらえるオイシイ授業だから学生は嬉々として鍬を振るう」というのは主宰する私の主観的認識というか単なる願望であって、現実には「難しい勉強無しに楽して単位ゲット」と思って受講する学生がいるのは止むを得ない部分がある。そういう人は、サボった結果として畑がどんなにひどい状態になっても全く気にしないんだよね。こういうのって点取り虫シンドロームの現れだと思うのだけど、これを取り除くのは教養担当の私の大きな目標だったりする。まあほとんど失敗なのだけど。てな事考えながら、夏休みでも畑の事を気にかけてくれるゼミ生と、開墾し残した最後の部分を夕方から拓く。で、ひとしきり汗をかいたので一緒にビール。適度にアルコールも回って、ここぞとばかりにクダを巻く。傍から見てたらうざいオヤジだ。でもまあこれも仕事のうち。