海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

シャア並み

今年は落葉堆肥を作る授業をした事は何度も書いた。手応えがあったのかなかったのかイマイチ判然とはしなかったのだけれど、とにかく最後までつつがなくスケジュールを終える事ができた。で、問題は、堆肥が完成する前に授業期間が終わってしまった事である(いや、最初からこうなることはわかっていたのだけど)。私の責任で、あと何回か切り返しをしなくてはならないのだな。とはいえ幼稚園の堆肥も抱えていて90cm立方の枠3個はいくら何でも一人の手に余る。ということで、最後の反省会の時にうっかり「肥料作りにも興味があって、、」などと口走ってしまったゼミ生のS君を、半ば強制的に巻き込む形で今日は切り返し。

流石にこれだけ切り返しも回数を重ねてくると、なんとかもう少し楽にできないものかと考えるようになる。で、第一のブレイクスルー。これまでは堆肥枠の前にブルーシートを敷いて、シャベルを使って落葉を掻き出し、その後に再び枠内に積みこむという作業をしていた。そこを、枠をごそっと外してしまって、少しずらした場所に置き直し、残った落葉を崩して積み込むことにすると、落葉を出して戻してという2ステップかかっていた所が、1ステップの移動ですむので、つまり作業量半減。ただし、この方法は万能ではなくて、枠の作り方によっては、落葉を掻き出す事なく枠を外す事ができないので使えないという欠点がある。そこで第二のブレイクスルー。堆肥枠は90cm四方の正方形の板4枚で出来ていて、そのうち3面は固定されているのだけど、落葉の出し入れ用に1面が取り外しできるようになっているのが普通だ。積み込みの最初の頃は、その口を開けたまま作業するのであるが、途中で口を閉じなくてはならない時が来る。落葉を全て積んでしまうと、口が閉められないからだな。で、その後は落葉を運ぶのに一度90cmの高さまで持ち上げなくてはならなくって、これが重労働なのだな。そこで今日ピンと閃いたのは、落葉の山から直接枠内に積み込むのではなくて、横に敷いたブルーシートに一度載せ変えて、ある程度溜まったらブルーシートごとごそっと持ち上げて枠内に流し込むという方法。実行してみると、これが驚くほど楽なのである。一見すると仕事量は同じように思えるのだけれど、これまでの方法だと、落葉の他にシャベルを持ち上げるのに仕事が必要だったのが、ブルーシートを使えばそれをゼロに出来る。うーん、もっと早く気が付けば良かった。

ということで、1時間の作業で枠二個分の切り返しを終わらせた。去年は同じ人数で枠一個分作業するのに1時間半かかったから、作業効率が3倍になったという事である。