この年になっても、自分が何者であるかについてはわかっているようでよくわからない。というわけで、新しい認識に至ると気持ちが良いわけだ。で、「日本語という外国語」を読んだ。この中には、日本語を母語としない人が日本語を学ぶ時に教わる文法、というか言葉を運用する上でのルールが書かれていて、日本人が学校で教わる文法とは随分違っている。つまりこれを読んで、そうか我々が無意識に使っているこの言葉はこんな風に構造を解釈できるのかと膝を打つわけで、自分について新しい認識に至る楽しみと同じようなものを得る事が出来たのであるよ。
- 作者: 荒川洋平
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/08/19
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (18件) を見る