海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

日高さんのこと

日高さんがお亡くなりになられた。私は隣の研究室だったから、直接の師弟関係というわけではなかったけれども、それでもあの頃あの建物で同じ空気の中にいた私の「おもしろい研究」像は日高さんの影響を確かに受けていると思う。それから退官記念のディスコ(行動学研究室の人たちは良くそういう事をしていた)の時に、その頃いた人達がとっていた映像を繋いだビデオ作品をY田さんと作って片隅で流したことがあって、喜んでもらえた事は良く覚えている。ご冥福をお祈りします。

ウチの隣の教育大には、鉄柵でスライド式の門があって、休みの日は閉まっていて車が出入りする時はいったん停止して運転している人が人力で門を開けなきゃいけない。で、門を入ったすぐのところに、子供が遊べる小さな広場があって、暖かな今日の午後、ウチの子含む子供5人とヨメサンと私とで遊んでいたわけだ。すると突然車が突っ込んできて、門を突破、蛇行しながら歩道沿いにある膝丈くらいのコンクリート製の柱を三本と交通標識をなぎ倒し、広場のすぐ手前で止った。そしたら車のドアが開くじゃないか。まさか通り魔?!と思うけれども、こんなときに体は全く動かず、何事かと近寄ろうとする子供らに「そっち行くな!」と叫ぶのが精一杯。すると出てきた人はおじいさんで、どうやら門の前で停止する時にブレーキとアクセルを踏み間違えたらしい。ということでホッと一安心するけれども、足はガクガク胸はドキドキであった。誰もケガしなくて何より。しかし、映画とかで車が門とか柵とか突破するシーンがよくあるけれど、あれって現実にできる事なんだということがわかった。