海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

イヤがるはずだ

諸般の事情でお昼にぶーちんを迎えに幼稚園まで行ったら、多数のお母さんたちがワンセグに見入っている。すわ火星人でも攻めてきたかと思ったら、オリャンピックですか。

そして研究室に戻ってくると某王国から「はよ別刷り代払わんかいコラア」との手紙が届いている。随分と前にクレジットカード情報を送ったつもりだったが、どうやら届いていなかったらしい。どうりでいつまでたっても引き落としがないはずである。こちらとしてもお金を取られていない事に不審を抱くほどには暇じゃないわけで、当然ほったらかしていたわけだが、先方から見れば「いつまで払わんつもりじゃこいつ」ってことになるわな。

で、これを科研費で払えるかどうか慌てて事務に相談。今日は本来科研費払いの締め切りの日なのだけど、諸般の事情から少し残金があって、その範囲内に別刷り代が収まっているという良くできた話。ただし、今から改めてクレジットカード情報を送ると年度内に引き落としが間に合わない事が想定され、論文の出版年度と支払い年度は一致していなくてはならないからそれは困ると言われる。と言う事は、高い手数料の必要な外国送金しか手は残っていない。それしかないなら仕方がないけど、それをやってもらうよう渋る事務方(そういうのをやるのが事務の仕事のような気もするが。ちなみに私が相談している人と渋っている人は別人)にかけあっている時間はないので、私が出かけていって立て替え払いで処理する事にして小雨降る中銀行に。

窓口の閉まる10分前に駆け込んで、請求書を見せて外国送金の申込書のどこに何を書けば良いか尋ねる。ところが肝心なところに来ると受け付けの人が「よくわからないから、先方に聞け」などと言い出す。「いや今日中に支払いたいんだけど。それに必要な情報は請求書の中に書かれているはずで、私が知りたいのは請求書の中のどこを書き写せばいいのかということ。それはここで教えてもらわないと困る」というと「でも私は英語が良くわからないので」とか言う。外国送金の受付が仕事なんとちゃうんかー!と怒る気持ちを抑えて抑えて、「その情報が明示されてないって事は書かなくてもいいんじゃないか?」と言うと「イヤ絶対必要だ」と答えてくる。じゃあと、ひょっとしてここに書いてあるこれを書き写せばいいのか?と自分の推測に基づいて尋ねてみると、「それでもいいけど、もし向こうの銀行に受け付けてもらえないと二重に手数料がかかるけどいいか?」と言い出す。自己責任でやれってか!何のための高い手数料でしょう!!(ちなみに1万円の送金の手数料が7000円)あなた達はお金を扱うプロなんじゃないのか!!!

でもまあ憤慨していても始まらないので、もうそれでいいからとやってもらう。小一時間かかった。いやもう本当に銀行まわりの事に関わるのはストレスフル。しかしこのやり取りを通じて外国送金の事についてさらに理解が進んだので、それでよしとしておこう。