海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

水は冷たいもの

目が覚めると雪だった。気象庁のレーダーとか見ると、チェクアウトの頃にはやみそうに思えたのでそれまでゴロゴロして10時に外へ。このゲレンデには緩斜面にもモーグル経験ができるようでこぼこがしつらえてあって、私みたいな軟弱者でもこれならチャレンジできる。で、ちょくちょくトライしているのだけど、今日一本目に突っ込んでみたら途中ではじき飛ばされ、右ストックをこぶの谷に引っかけたまますっころんで肩を変な方向にひねってしまった。これは明日の朝は肩が上がらなくなっているに違いない、というタイプの痛さ。

まあいい構わず滑ろうじゃないか。雪もやんできた事だし。で、天気予報では昼から晴れて気温が上がるという話で一枚薄着で出かけたのだな。ところが雪がやむと急に冷えて風も出てきて、そしてなにより昨日に引き続き午後から霧が濃くなってくるのであった。この白いもやの向こうに異次元世界から現れた怪物が跋扈するのかと夢想しながら滑る。上の子が上達してきて、全く休まずに滑るもので、お父さんとしては常に緩斜面でおつきあいしなくちゃならなかった。千尋の谷に突き落とすつもりで、もうちょっと急な斜面にも連れていくべきだろうかしらん。

何も見えない中でもリフトが終わるまで滑り、理想の温泉を求めるヨメサンに従い八方の第一・第二温泉に向かう途中、岩岳の町を通過するうちに結局岩岳温泉にトラップされる。新しめでキレイな設備。湯もよし。けど今日は学生しかお客さんがいなくって、ちょっと落ち着けなかったですたい。風呂の後は、例によって白馬飯店で晩ご飯。芝海老の塩味炒め、鶏肉のから揚げ特製ソースかけ、五目チャーハンにご飯を注文。うまい、うまいよ、この炒め物の絶妙の塩加減とエビのぷりぷり度合いったら。しかし今日はショックな事を知る。オーナーが引退を考えているらしく、後継者を募集しているのだそうな。店は継がれたとしてもこの絶妙なお味がちゃんと引き継がれるのか激しく不安になる。もう今年はこっちにスキーに来る事はないし、ひょっとして、今日のが最後の食事になったらどうしよう。。。

帰り道、白馬駅の交差点から延々信号に引っかからず、このまま豊科ICまで行けたら凄いなあと思っていたら、45キロ走った大王わさび農場に曲がる交差点でついに引っかかる。残念。しかしここでこれだけ速ければ、3時間半を切る時間でウチに着くんじゃないかとワクワクしていたのだけれど、高速道路に入って岡谷JCTを超えた辺りから交通量急増で速度大幅に低下。結局いつもと変わらぬ時間で帰ってきた。なんでこんなに車が多いねんと思っていたら、東名が通行止めだったのね。そりゃしかたない。

で、強打した右肩は、ご飯を食べた後からもう上がらなくなっていた。風呂で暖めたのがまずかったかしら。