海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ビジネスチャンス

諸般の事情で、授業アンケートの結果をまとめる方法について意見を求められた。これまでは単に各質問項目の平均値を示していただけだったので、項目間の相関とかとればいいんじゃないですかね、とか言ってみた。質問の中には満足度に関するものもあるので、どういう要素が満足度と関係しているか見れればいいやんか、ということだ。で、解析は業者に丸投げらしく、お試しの解析結果が出たので確認してくれと事務方から頼まれたのがしばらく前のこと。そこで、相関は順位相関かどうか業者に確認してと頼んだわけだ。アンケートは5段階評価で行われているからね。で結果は、ただのピアソンの相関だとのこと。まあありがちな事だと思うわけだが、業者の返答曰く「これまでどの大学からも順位相関でやれと言われていないので、ピアソンを使っている。もし順位相関にしてほしいなら新規に開発が必要なので追加で費用が発生する」のだそうだ。うーんこれがデータ解析を業として行なっている者の言い草だろうか。ウチの大学はボラれてるんじゃなかろうか。

そんな今日、また事務方が「順位相関の計算式を与えてくれるなら、追加費用なしで順位相関が計算できると業者が言っているので、教えてくれないか」と。一体どういう業者やねんという思いをさらに強めながら、生物統計の教科書を引っ張り出してきて、当該ページを示しておいた。ということで、失業してもデータ解析で荒稼ぎできそうで安心だ、という話。